高齢者に起こりがちな高血圧の症状

 

高齢者に起こりがちな高血圧の症状として収縮期高血圧があります。

収縮期高血圧とは、下の血圧(拡張期血圧)は正常なのに、上の血圧(収縮期高血圧)が高い状態のことです。

血圧とは、血管内の圧力のことです。

通常は動脈圧のことを血圧といってます。

血圧は、心臓が収縮する際にもっとも高くなり、これを上の血圧(収縮期血圧)と呼びます。また、心臓が拡張するときには最低となることから、下の血圧(拡張期血圧)と言われます。

収縮期高血圧とは、下の血圧(拡張期血圧)は正常なのに、上の血圧(収縮期高血圧)が高い状態です。

収縮期高血圧の症状は高齢者に多い

血圧は年齢とともに上昇し、高齢者においては3人に2人が高血圧だといわれています。

年齢による血圧の変化は収縮期血圧と拡張期血圧で違います。

収縮期血圧は加齢とともに上昇を続けます。また、拡張期血圧は50~60歳くらいで最高となりそれ以降は低下します。

そのため、高齢者の場合は収縮期血圧と拡張期血圧の差が大きくなるのです。

そして収縮期高血圧の人が多いのです。

上の血圧と下の血圧の差が大きくなる原因として考えられるのは、ひとつには、腎機能低下にともなって腎動脈のが狭くなり、動脈硬化が起こることではないかと考えられています。

収縮期高血圧のリスク

上の血圧と下の血圧の差値が広がるためにおこる収縮期高血圧という状態は、大きな血管の動脈硬化が進んだ状態です。

高血圧は、急激な血圧の上昇が起こった場合に頭痛やふらつき、動機などの症状が起こるケースがあります。

しかし、ほとんどは自覚症状がないため、自分では気がつきにくいことが多いのです。

症状はなくても、心臓や血管への悪影響を与えているので、定期的に血圧測定を行うことが大切です。

降圧治療をすることで、脳卒中の死亡率は36%、虚血症心疾患死亡は25%それぞれ減少し、高齢者の全死亡率においては12%減少するとのデータが報告されています。

収縮期高血圧の対処方法

収縮期高血圧とは、一般的には上の血圧(収縮期血圧)が140mmHg以上とされています。

上の血圧が140mmHgを越えている高齢者の場合、下の血圧(拡張期血圧)の値が正常でも収縮期高血圧と診断され、治療を受ける必要があります。

収縮期血圧は脳血管障害や心筋梗塞などを引き起こすリスクを高めます。

脳出血や脳梗塞、認知機能障害といった脳の病気をはじめ、心不全や狭心症、腎不全など、体のさまざまな臓器に悪影響があります。

高血圧を放置することは病気の発症リスクを高めることになります。

生活習慣の改善と降圧薬による治療

高血圧治療の基本は生活習慣の改善です。

  • 食塩は1日6g未満
  • 野菜や果物の摂取
  • 適性体重の維持と有酸素運動療法(心血管病のない高血圧患者対象)
  • アルコール制限
  • 禁煙

などを意識しましょう。

これら生活習慣だけでは高血圧が改善しない場合は、血圧を下げる薬(降圧薬)を使った治療が必要になることもあります。

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