脂質異常症と診断された場合の対処法|きなりで対策

 

脂質異常症と診断されると、脂質の管理目標値が設定されます。

目標値は、喫煙、高血圧、糖尿病、加齢、冠動脈疾患の家族歴といった危険因子の数によって異なります。

危険因子が多いと、動脈硬化の進行が速く、心筋梗塞などの冠動脈疾患を発症するリスクが高まるため、より厳しい管理目標値が設定されます。

治療は、生活習慣の改善が主要なものです。

目標値に向けて、食生活の改善、適正体重の維持、禁煙、運動を含めた活動量の増加、などに取り組ます。

生活習慣を改善し、3~6カ月たっても血清脂質の数値に改善が見られなかった場合は、薬物療法を考えなければなりません。

ただし、検査数値や合併症の有無によっては、最初から生活習慣の改善と同時に薬物療法が施される場合もあります。

脂質をコントロールする生活習慣

食事を変えれば脂質の値が変わります。

脂質異常を起こす最大の原因は、普段の食生活です。

いつでもどこでも飲食物を口にできる現代社会では、無意識のうちに食べ過ぎていることがあります。

常に胃袋が飲食物で満たされているような食生活を送っていれば、確実に、血液中のコレステロールと中性脂肪が増えます。

1日に食べている量は適切か、栄養バランスに偏りはないか、アルコール類は適量か、日々の食習慣をじっくり見直してみましょう。

食生活の問題点を改善すれば、脂質をコントロールすることが可能になります。

運動でエネルギー消費量を増やす

1日に歩く時間が短く、運動などで体を動かす習慣がないと、エネルギーは十分に消費されません。

その上、加齢とともに基礎代謝は低下します。

それにもかかわらず、若いころと同じ食事をしていれば、コレステロールや中性脂肪は使われずに余ってしまうのは当たり前です。

有酸素運動によって、コレステロール、中性脂肪は減少するので、運動習慣を身につけるようにしましょう。

禁煙

ニコチンは、悪玉のLDLコレステロールを増やし、善玉のHDLコレステロールを減少させることが分かっています。

さらに、たばこの煙には、LDLを変性させる作用があり、それによってコレステロールが血管に付着しやすくなるという報告があります。

中性脂肪を増やす、血栓をできやすくするなど、喫煙は動脈硬化を促進させます。

禁煙を心掛けましょう。

ストレスを解消する

ストレスは自律神経のバランスを乱して、代謝機能に悪影響を与えます。

その結果、コレステロールや中性脂肪がたまりやすくなります。

食欲をコントロールする中枢の働きを乱すこともあります。

ストレス解消は、脂質をコントロールするためにも欠かせません。

自分にあったストレス解消法を確立しておきましょう。

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