ゴボウのコレステロール低下作用

 

ごぼうといえば食物繊維の代表です。

独特の食感である「すじ」は不溶性食物繊維のリグニンによるものです。

強力な保水力を持つ食物繊維で、腸の蠕動運動を活発にさせ、コレステロールを原料とする胆汁酸をしっかり吸着排泄し、腸での再吸収を抑制するので、間接的にコレステロール値を低下させてくれる食材です。

また、水溶性食物繊維のイヌリンも含んでいて、これにも同様にコレステロール値を低下させる作用があります。

同時に、食後血糖値の急上昇を抑制します。

さらに、ペルオキシダーゼという酵素が含まれています。

この酵素は活性酸素の働きを阻害する作用がるので、LDLの酸化を防止します。

また、がんの発生を抑制する作用も明らかにされており、注目されている成分です。

ペルオキシダーゼは加熱しても失われないので、きんぴら、煮物、みそ汁などにも安心して利用できます。

また、ポリフェノールの仲間であるクロロゲン酸も豊富に含まれています。

クロロゲン酸には強力な抗酸化作用がり、血液中の活性酸素を除去するので、ペルオキシダーゼと同じように、LDLの酸化を防げ、動脈硬化の進行を予防する働きがります。

クロロゲン酸はごぼうの皮部分に多く含まれています。

せっかくの成分を逃がさないためには、皮をむかずに、包丁でこそげる程度にしましょう。

アク抜きのために、水にさらす人は多いのですが、水にさらすとクロロゲン酸は流れてしまうので、水にさらさずに料理した方がいいでしょう。

また、不溶性食物繊維のリグニンは切り口から出てきます。

したがって、切り口の面積が広いささがきは、ゴボウの栄養を上手に利用できる理にかなった切り方です。

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