高血圧を放置するとどうなる?

 

動脈が硬く、もろく、内部が狭くなった状態が動脈硬化です。

脳卒中の中で最も高血圧と関係が深いのは、脳内の血管が破れる脳出血で、脳出血の大部分は、動脈硬化の状態の脳内の細動脈が、高血圧を引き金にして破れることで起こります。

また、くも膜下出血は、クモ膜下腔での脳動脈瘤の破裂や、脳動静脈奇形によっておこります。

動脈硬化が起こっている脳の血管に、血栓などがつまって血流が遮断され、その先の脳細胞が壊死するのが脳梗塞です。

脳梗塞と同様の発作が急におこり、20時間以内に症状が消えてしまうのが、一過性脳虚血発作で、脳梗塞の前触れと考えられます。

心肥大

高血圧が続いたり、動脈硬化が進むと、心臓はより強い力で血液を送り出さなくてはならず、血液を送りだす左心室の壁が厚くなります。これが左室肥大で、この状態が続くと心不全をおこします。

狭心症

心筋に酸素や栄養を送る冠動脈が動脈硬化で狭くなり、血流が一時的に途絶えるのが狭心症です。

心筋梗塞

冠動脈への血流が長時間途絶え、その先の心筋が壊死したのが心筋梗塞です。

腎硬化症

高血圧と、腎臓の中の細動脈にも動脈硬化が起こり、腎機能の低下を招きます。

その代表が腎硬化症で、進行すると腎不全になります。

腎不全

腎機能が著しく低下した状態です。

進行すると、血液透析か腎臓移植を行う必要があります。

大動脈瘤

動脈硬化などで大動脈壁が弱くなり、血圧に耐えられずに外に向かって膨らんでしまう病気です。

解離性大動脈瘤

動脈硬化などで、動脈壁の中膜が弱くなり、そこに血液が侵入して2層に分かれ、裂けてしまう病気です。

脳、心臓、腎臓などに向かう動脈に解離が及ぶと致命的になります。

動脈硬化性抹消動脈閉塞症

膝から下におこりやすく、足の痛み、冷感、間欠性跛行などの症状が出ます。

2型糖尿病

インスリンが分泌されなかったり、インスリンの効きが悪いために、血中のブドウ糖がエネルギーとして十分利用されず、血糖値が高くなるのが糖尿病です。

圧倒的に多い2型糖尿病の人はそうでない人と比べて高血圧の発症率が高いと報告されています。

また、高血圧が続くと網膜に出血がみられたり、白い斑点やむくみが出る高血圧性網膜症になります。

進行すると視力障害がおこり、眼底出血が生じます。

眼底出血は、大出血すると失明にいたります。

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