高血圧治療のポイント

 

高血圧治療の基本は生活習慣の改善です。

生活習慣の改善とは、高血圧の原因となっている肥満や運動不足、塩分の取り過ぎ、喫煙、お酒の飲み過ぎ、ストレスなどを見直し、これまでの生活を改善することです。

生活習慣の改善だけでは効果が上がらない場合や、重症高血圧や合併症がある場合に薬物療法がおこなわれます。

生活習慣の改善で特に重要なのは、食生活と運動です。

食生活では、高血圧の原因となる食塩の摂取量を減らし、摂取エネルギーも調整します。

カリウムには血圧を上げるナトリウムを減らす作用があるので、野菜や果物などカリウムを多く含む食品を積極的にとりましょう。

また、コレステロールや飽和脂肪酸を多く含む動物性脂肪の取り過ぎを控えましょう。

運動では、腹筋運動のような息をとめながら行う無酸素運動ではなく、ウオーキングのように酸素を十分に取り込みながら行う有酸素運動が理想です。

そのほか、禁煙する、お酒を飲み過ぎないようにすることも大切です。

生活習慣の改善を一定期間続けても血圧が下がらない場合には、降圧薬を使った薬物療法を行います。

降圧薬には様々な種類があり、高血圧の程度、年齢、合併症の有無などを勘案し、最適な薬が処方されます。

治療効果を高めるために、複数の降圧薬をあわせるのが一般的です。

最終的な診察室血圧の降圧目標は年齢、合併症の有無などにより違いますが、後期高齢者は収縮期血圧150㎜HG未満、かつ拡張期血圧90㎜HG未満が目標です。

若い人や中年の人はそれより低い収縮期血圧140㎜HG未満、かつ拡張期血圧90㎜HG未満を目標とし、糖尿病や腎機能障害を合併している場合には、収縮期血圧130㎜HG未満、かつ拡張期血圧80mmHG未満を目標に治療を行います。

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