血圧を降下させる代表的な栄養素はカリウム

 

高血圧の人の食生活に、減塩と同時にぜひ取り入れたいのがカリウムです。

カリウムは、生命維持に欠かせないミネラルの一つで、体内の余分なナトリウムを体内に排泄し、塩分の害を減らす働きをしています。

様々な研究でも、カリウムの多い食事をとると、血圧が下がることが報告されています。

人の体の中で、カリウムは細胞の中に、ナトリウムは細胞の外に多く含まれています。

そして、このバランスを一定に保つために、細胞の膜にはカリウムをくみいれてナトリウムをくみだす、ポンプのような働きがあるのです。

ところが、ナトリウムをとり過ぎると、細胞の中にもナトリウムが入り込みます。

すると今度は、体がナトリウム濃度を薄めようとして、水分は体の外に出づらくなったり、水分をたくさん飲んだりすることから体液量が増え、それが血圧を上げる原因になるのです。

この時、カリウムが十分であればポンプによってカリウムは細胞の中に取り込まれ、ナトリウムは体の外に排泄されます。

また、カリウムは腎臓からのナトリウムの排泄もうながすので、結果的にナトリウムによる血圧の上昇を抑えてくれるのです。

高血圧の人は、カリウム多く含む食材を積極的に取り入れましょう。

高血圧の予防には、1日3500mgのカリウムの摂取が推奨されています。

カリウムは果物、生野菜、豆類、イモ類、海藻などに多く含まれています。

しかし、水に溶けだしやすいので、ゆでたり水にさらすときは、時間をかけないようにしましょう。

腎臓病の人では、カリウムの過剰摂取が高カリウム血症を引き起こすことがありますので、医師や管理栄養士に相談しましょう。

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