筋肉を収縮させるカルシウムの働きを抑えるのがマグネシウム

 

マグネシウムは、体を健康に保つのに大切な役目をするミネラルの一つですが、人間の体内には成人で30gしか存在しません。

マグネシウムには、カルシウム拮抗薬という降圧薬と同じような作用があることが分かっています。

カルシウム拮抗薬は、カルシウムが血管の細胞に取り込まれる穴にはまり、カルシウムの流入を防いで血圧を低く保つ薬です。

カルシウムは人の体の中でさまざまな働きをしますが、実は筋肉の収縮にもかかわっています。

通常は細胞の外に多く、細胞の中には少ないのですが、何らかの刺激により細胞の中に取り込まれると、筋肉を収縮させます。

これらの収縮が血管でおこると、血管を構成している筋肉細胞が収縮し、結果の内腔が狭くなって、結果的に血圧か高くなってしまうのです。

マグネシウムは、このカルシウムの細胞への流入を抑え、血圧を低く保つ働きがあることが、研究から解明されています。

そのうえ、マグネシウムの作用は、カルシウム拮抗薬と比べると穏やかなため、食品から日常的に摂取し続けても、副作用の心配がありません。

マグネシウムを効率よく摂取するにはアーモンドやカシューナッツ、ゴマ、昆布やヒジキなどの海藻類を食べることがポイントです。

ただし、これらのものがお酒のつまみとなると、塩分が多く、お勧めできません。

また、カップめんなどのインスタント食品に多く含まれるリンは、マグネシウムの吸収を妨げます。

インスタント食品を好む人は、マグネシウムが不足しないように注意が必要です。

なお、腎臓の働きが弱っている人の場合、サプリメントなどで大量のマグネシウムをとると腎臓に負担がかかるので、医師の指示に従いましょう。

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