交感神経に働いて血圧を安定させるタウリン

 

タウリンとは、タコやイカ、カキ、エビなどの魚介類に多く含まれるアミノ酸の一種です。

栄養ドリンクにも良く配合されている成分ですから、名前を知ってる人も多いでしょう。

タウリンはアミノ酸の中でも、硫黄を含む含硫アミノ酸に属するもので、神経や筋肉、内分泌などの器官で重要な働きをしています。

この含硫アミノ酸には、交感神経の緊張を抑えて血圧を下げる働きがあるのです。

ストレスや疲労、不安、痛みなどによって交感神経が緊張すると、カテコールアミンというホルモンが分泌されて、血圧や脈拍数が上昇します。

強い緊張状態が続くと、血管が硬くなったり、血管壁にコレステロールが吸収されやすくなったりして、動脈硬化の原因となってしまいます。

交感神経は自分でコントロールすることができません。

しかし、含硫アミノ酸であるタウリンには交感神経の緊張を抑えて、カテコールアミンの害を軽減する作用があります。

つまり、タウリンは、血圧の上昇やコレステロールの吸収を抑制することに役立つのです。

タウリンには、肝臓の解毒機能を高めて血液中のコレステロールを下げるという働きもあります。

血液中のコレステロールは、肝臓から分泌される胆汁酸の材料です。

この胆汁酸が肝臓から分泌される際には、タウリンが必要となります。

つまり、タウリンをよく補給すれば、コレステロールからつくられる胆汁酸の量が増えて、コレステロールの消化効率が良くなるのです。

タウリンには、この胆汁酸が体外に排出されやすくなる作用もありますから、血液中のコレステロールを減らしたり、コレステロールが原因でおこりやすい胆石症などの予防にも役立つのです。

魚貝類の中で最も多くのタウリンを含む食品はサザエで、100g中に 1536mgものタウリンを含んでいます。

血圧やコレステロールが心配な人は、脂肪分の多い牛肉などの代わりにこれらの魚介類を心がけて食べることをお勧めします。

週に2~3回、1000mg程度のタウリンをとることが理想的です。

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