血圧を下げる食べ物~りんご~

   2017/05/21

リンゴに豊富に含まれるカリウムには、ナトリウムを体内から排出し血圧を下げる働きがあります。

また、カリウムは、血圧を上げる原因となるノルアドレナリンというホルモンと、最も強く血圧を上げる作用もつアンジオテンシンⅡの生成にかかわっているレニンという酵素の分泌をおさえてくれます。

さらに、カリウムには、抹消血管を拡張させる作用があり、血行を良くすることでも血圧を下げてくれます。

そのうえ、カリウムは、自律神経の働きを整えて、交感神経の興奮を抑え、血圧を下げるように作用します。

実際に高血圧の患者さんにリンゴを食べてもらう実験が行われました。

開始前の2週間は患者にリンゴ一切食べずに過ごしてもらい、その後の十日間、1日3個のリンゴ食べてもらうと、食べ始めて翌日には血圧が下がり、その後は血圧がほぼ正常値に抑えられたのが確認されました。

ちなみに1日に食べてもらったリンゴの量は約780gで、カリウムの量は約860mgにした。

ほかにも弘前大学の医学部がおこなった実験があります。

秋田県の人々に比べて、リンゴの名産地である青森県の人々の血圧が著しく低く、脳卒中の死亡率が低いことに着目した実験です。

秋田県は脳卒中の発症率が全国で第1位でしたが、秋田県の人々に、1日6個のリンゴを十日間、食べてもらったところ、まるで薬を飲んだように見事に血圧が下がるという結果が明らかになりました。

リンゴは、カリウムを非常に効率よく取ることができる、高血圧の特効食品で、食物繊維、ビタミン類なども豊富です。

濃縮果汁を使ったリンゴジュースなら、生食より多くのカリウムをとることができます。

ただし、腎臓や心臓に病気があり、カリウムの摂取量を制限されている場合は、食べる前に、かかりつけの医師に相談した方がいいでしょう。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket