血圧を下げる食べ物~ワカメ~

   2017/05/26

ワカメをはじめとする海藻類を食べている地域の人には脳卒中が少ないことが分かっています。

ブラジルと日本の高血圧患者による臨床研究を行ったところ、1日5gの粉ワカメを食べることで血圧やコレステロールの低下が確認されました。

なぜワカメを食べると、血圧が下がるのでしょうか。

ワカメに含まれるペプチドという新しい成分があります。

ペプチドというのは、アミノ酸の分子が二つ以上つながった物質のことで、このペプチドがたくさん結合すると、たんぱく質になります。

ワカメペプチドを高血圧のラットに10週間与えてみると、ワカメペプチドをとっていたラットは、とっていなかったラットと比べて、明らかに血圧の上昇が抑えられていました。

ワカメペプチドが、血圧の低下に役立つことが証明されたのです。

では、ワカメペプチドはどういったメカニズムで高血圧を改善させるのでしょうか。

私たちの血液の中には、血圧の調整をしているアンジオテンシンという物質があり、アンジオテンシンⅠがアンジオテンシンⅡになると、血圧上昇作用が認められます。

このⅠからⅡへの変化には、ACE酵素が影響しているため、ACE酵素が働かないようにすれば、血圧の上昇を防げるということです。

その役割を担っているのがワカメペプチドで、ワカメペプチドには、ACE酵素を阻害する働きが認められているのです。

ワカメペプチドを寒天などでゼリー状にして食べる特定保健用食品ワカメペプチドゼリーを軽症の高血圧の人に食べてもらったところ、2週間ほどで血圧の低下が認められました。

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