血圧を下げる食べ物イワシ~

   2017/05/28

イワシの新たな薬効成分として知られているのがイワシのペプチドです。

ペプチドとは、アミノ酸の分子が二つ以上つながった物質で、ペプチドが数多く結合してタンパク質なります。

最近の研究では、イワシのペプチドの高血圧改善効果が明らかになりました。

私たちの血液の中には、血圧の上昇を調節する物質アンジオテンシンがあります。

アンジオテンシンにはⅠとⅡの2種類があり、アンジオテンシンⅠは、ACEの働きかけによってアンジオテンシンⅡに変わります。

このアンジオテンシンⅡには強い血圧上昇作用があるうえに、アルドステロンというホルモンを活発にする働きもあります。

アルドステロンの働きが活発になると、血管壁にナトリウムが水分を伴って入り込み、血管壁をむくませて血圧の上昇を招きやすくするのです。

人間の体には血圧の上昇を抑えるブラジキニンという物質が備わっていますが、ACEはこのブラジキニンを分解して、作用しないようにします。

こうしたACEの働きを妨げ、血圧の上昇を防ぐ成分こそがイワシのペプチドだったのです。

血圧が高めの人々に、イワシのペプチドを使って実験が行われました。

初めの3週間は観察期で、続く4週間がペプチドドリンク100mlを1日2回の投与期、最後の4週間を回復期としました。

観察期で最高値の平均が150㎜HG、最低値の平均が90㎜HGだった血圧が、イワシペプチドの投与により、最高値で 10㎜HG、最低値で5mmHGの低下がみられました。

さらにペプチドの投与をやめても血圧の急激な上昇は見られなかったのです。

イワシには、血圧を下げる効果があるカルシウムも豊富に含まれています。

いわしを加熱すればイワシペプチドは活性化され、約2倍の血圧低下作用もつようになりますが、焼くと効果が落ちてしまうので、スープや煮物にするのがおすすめです。

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