血圧を下げる食べ物~酢~

   2017/05/29

酢がどうして血圧の上昇を抑えるのか、最近の研究で少しずつわかってきました。

血圧は、血管の中にアンジオテンシンⅡというペプチドがあると上がるのですが、アンジオテンシンⅡは、アンジオテンシンⅠというペプチドが、アンジオテンシン変換酵素の働きによって変化してつくられます。

実は、酢の中にはアンジオテンシン変換酵素が活発に働くのを阻害する働きをするペプチドが存在していたのです。

酢がアンジオテンシン変換酵素の働き抑えていることを明らかにするためにネズミを使った実験が行われました。

ネズミの肺から取り出して凍結乾燥させたアンジオテンシン変換酵素に黒酢を加えて、この酵素の働きがどのように変化するのかを調べた実験です。

結果は、黒酢の濃度が1ml当たり62.5マイクログラムまでは、血圧を上げる働きを確認することはできなかったのですが、500マイクログラムでは、38 %まで低下したのです。

この実験の結果から、酢と血圧の関係を確かめるために、酢を飲ませたネズミとそうでないネズミの血圧の変化を調べる実験が行われました。

その結果、酢を飲んでいないネズミの血圧はあまり変化がなかったのに対して、酢を飲んだネズミの血圧は、明らかに低下していました。

これらの実験結果から分かるように、酢には直接、血圧の上昇を抑える作用があるわけですが、間接的に血圧を安定させる働きも併せ持っています。

酢には脂肪の合成を抑制して、高血圧の大敵である肥満を防ぐ作用があります。

さらに利尿作用があることも分かっています。

尿の出が良くなると、高血圧の原因となる塩分が排泄されやすくなるのです。

このように直接的にも間接的にも血圧の上昇を抑えますから、血圧が気になる人は、毎日酢をとるようにしてみてはいいのではないでしょうか。

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