職場での高血圧防止策

   2017/06/02

仮面高血圧とは、病院の健診などで血圧を測った時は正常値なのに、それ以外の場所で高い数値を示すことをいいます。

一見正常血圧となのですが、ふだんの数値は違う隠れ高血圧なのです。

東京都庁の事務職員267人を対象に血圧の測定を行ったところ、検診で測った時は、収縮期血圧が130~139㎜HG、拡張期血圧が85~89㎜HGだったのに、職場で測ると収縮期が140㎜HG、拡張期が90㎜HG以上という高い数値になる職員が23パーセントもいたのです。

また、都内の販売会社本社の事務部員151人で同じ調査をしたところ、医師の検診では正常値だったのに、職場の自動測定器で、高血圧を示した人は36パーセントもいました。

これらの調査から、かなり多くの人が病院よりも職場で測る方が高い数値を示すことがわかりました。

職場で血圧があがるため、職場高血圧といいます。

なぜ、多くの人が職場高血圧になるのでしょうか。

職場では仕事や人間関係から生ずる緊張感やストレスに取り囲まれています。

そのため、血圧が上昇しやすくなるのです。

もう一つの大きな理由がたばこです。

仕事のストレスで血圧が上がっている時に喫煙をすれば、さらに血圧が上昇してしまいます。

病院での検診の時は職場から離れるためリラックスでき、検診の時は煙草も吸わないので血圧が下がるのです。

会社勤めの人ならば、1日の1/3近い時間を会社で過ごし、残業すれば、さらに長時間になります。

職場高血圧が怖いのは、自分では正常血圧だと思い込むために治療の開始が遅くなり、血管の障害がどんどん進行することです。

突然、心筋梗塞や脳梗塞などの発作を起こす危険性も高くなります。

自分が職場高血圧かどうかを知るには、職場に血圧計をおいて、仕事中に測定するのがいいでしょう。

会社にいる時の方が本来の自分の血圧なのだと考えましょう。

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