隠れ肥満の危険性

 

健康診断や血液検査などで、中性脂肪やコレステロールの数値が高いことが判明したら、すぐに改善するようにしましょう。

そうしなければ恐ろしい病気のリスクが高まります。

日常生活でのエネルギーの収支を改善することが必要不可欠です。

注意すべきは次の6個です。

  1. 食べ過ぎをなくし、エネルギー量を抑える
  2. 甘いものを食べすぎない
  3. 脂っこい食品は控える
  4. 飲酒は適正適量をまもる
  5. 毎日適度な運動する
  6. ストレスを放置しない

簡単そうで難しいことです。

しかしながら、心がけ次第で実行できることが多いのではないでしょうか。

  • 食事では例えば肉より魚中心のさっぱりした食事を心がける。
  • お酒を1日1合まで、週二日は休肝日をつくる。
  • 夜9時以降は食事をしない。
  • そしてなるべく歩くようにする。

これまでは、体のどこかが悪くなってから、あわてて病院を受診する人が多かったのではないかと思います。

しかしこれからは健康管理を目的として病院を利用する時代になるのではないでしょうか。

病気になる前に検査を受けて健康状態を知り、自分できちんと管理をすることこそ、大切なことになると思われます。

抗酸化作用のある食べ物を取り入れる

酸化と聞くとどんなことを想像しますか?

代表的なものは、金属がさびることでしょうが、これと同じような現象が人間の体内でも起こっているのです。

体内の酸化は活性酸素が影響していて、病気の90 %は活性酸素による細胞の酸化が原因と考えられています。

活性酸素は、細胞壁の脂質と結びつきやすく、過酸化脂質というさびを作って万病のもとになります。

活性酸素人間の体内で自然発生しています。

人間は酸素の化学反応によって代謝活動してエネルギーを得ていますが、体内に入った酸素の約2パーセントは、細菌やウイルス、紫外線、大気汚染、ストレス、農薬、食品添加物などによって活性酸素に変化します。

活性酸素は、生命活動に不可欠でありながら、自らの細胞を傷つけてしまうという、相反する作用をもち、この活性酸素の害を打ち消すために、体内では活性酸素を除去する抗酸化酵素SODがつくられています。

人は生きている限り、活性酸素と闘い続けなければなりません。

問題となるのは、活性酸素が過剰に発生したり、老化で抗酸化酵素が減って活性酸素を吸収しきれなくなったときです。

活性酸素で細胞が参加され、傷つくと新たな活性酸素が発生し、次々にさびが広がります。

中でも活性酸素の攻撃を受けやすいのが悪玉コレステロールと呼ばれるLDLです。

血液内でコレステロールを運ぶLDLは大事な役割を持っているのですが、活性酸素によって酸化LDLに変質すると、白血球の一種、マクロファージが異物と認識し、排除にかかります。

しかし酸化LDLが増え過ぎるとマクロファージが容量を超えて破裂し、その残骸がたまって血液の流れを悪くします。これが動脈硬化の原因となります。

糖尿病や高血圧の人、閉経後の女性は、LDLが活性酸素によって酸化されやすいといわれ、動脈硬化も増える傾向にあります。

さらに活性酸素は血管の細胞そのもの傷つけます。

傷つけた部分には血小板のつまりが起こり、血栓を作りますが、血栓が動脈内で増えると脳梗塞や心筋梗塞を引き起こします。

また、細胞内のDNAが活性酸素の攻撃で傷つくと、がん細胞に変化しやすくなります。

このほか糖尿病なども活性酸素による細胞の酸化で身体機能が低下しておきる疾患だと考えられています。

酸化を防ぐには

では、こうした血管のさびを防ぐには、どうすればいいのでしょうか

まず、酸化因子と防御因子とバランスを保つことが必要です。

現代人は、ストレスや大気汚染など、酸化因子がきわめて多い環境に生きています。

そこで、バランスを保つために、体内から防御因子を取り入れることが必要です。

人間が紫外線に当たると活性酸素が生成され炎症がおこりますが、光合成をおこなう植物には活性酸素を除去する強力なメカニズムを備えているものがあります。

こうした植物を食品として取り込むと、体内で抗酸化物質として働きます。

ビタミンEやビタミンC、カロテン、赤ワインブームのきっかけとなったポリフェノール類などがその代表です。

ただし、抗酸化物質はそれぞれ役割が異なるので、いろいろな野菜や果物を少しずつ食べる必要がありそうです。

例えば活性酸素の電子の働きを安定させて細胞内に入り込まないようにするには、水溶性のビタミンCやポリフェノール、過酸化脂質に作用して参加の進行を防ぐには、脂溶性のビタミンEやカロテン、というように、その役割が異なるからです。

このように、抗酸化物質をバランスよく摂取するようにして、日ごろから食生活に少し気をつけるようにするなど、さびない体をつくることを意識しましょう。

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