コレステロールがつくられるのは深夜2時から3時

 

1日の中には、だれにでも体調や気分の変化などの波があります。

このような波は、科学的な規則性に基づいて決定されており、その変動を生体リズムと呼んでいます。

生体リズムをつかんでタイミングよく動くことは、健康増進のためにとても有効です。

ては、コレステロールの値を安定させるために、望ましいタイミングというのはあるのでしょうか。

1日のうちで、コレステロールの値が最も変動するのは深夜2時から3時ごろです。

この深夜2時から3時に、睡眠時間の中間点をもってくることが最も望ましいタイミングと言えます。

そもそも、眠っている間も、人間の体はすべて休んでいるわけではりません。

睡眠中は昼間の活動で消耗した組織や細胞が修繕されたり、新しくつくられたりしています。

細胞や組織を新しくつくるためには脳から分泌される成長ホルモンや、コレステロールが必要になるため、コレステロールの値は夜中に活発に変動するのです。

このコレステロールは、血管を修繕するための補修材料であり、動脈硬化の予防にも一役買っています。

深夜2時から3時の間には、昼間の機能が最低になるかわりに、昼は休んでいるホルモンや自律神経の働きがピークになります。

睡眠時間はその人の遺伝的な体質や、ライフスタイルなどに左右されるので、一概に健康のためには何時間眠ることがのぞましいとは言えません。

1日に平均してどれくらいの睡眠時間が必要となるかは、その人が目覚めた時の壮快感でしかわからないのです。

眠った時間や起きた時間、その日の目覚めの爽快感などをメモするなどして、自分にとって望ましい生体リズムをつかむことが必要です。

人間は90分を1サイクルとして、浅い眠りと深い眠りを繰り返しています。

90分サイクルの眠りを繰り返す中で、ちょうど中間になる時刻に、昼間に活発になる機能が最低になるのです。

さらに、睡眠時間の中間点を過ぎると、眠っていても体はすでに目覚め始め、血圧も徐々に上昇して、日中の活動のための準備期間に入ります。

このことからも、睡眠の中間点までの重要性がわかります。

外界が最も静かになるのも、午前2時から3時の間です。

この時間熟睡できないと、体は完全に休まることができません。

ひいては、血圧やコレステロール値を乱すことにつながってしまうのです。

薬などで無理に下げる前に、まず規則正しい食事や睡眠などで、良好なコントロールを心がけましょう。

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