オリーヴ油のコレステロール値改善作用

 

オリーヴ油の一番の特徴は、一価不飽和脂肪酸であるオレイン酸を約70~75パーセントと豊富に含んでいることです。

オリーヴ油を多く使う地中海沿岸地域では、動物性油脂を多く使う北ヨーロッパ地域に比べて、動脈硬化など心臓血管系の障害が圧倒的に少ないという大規模な疫学調査の結果が発表されました。

それ以後、オリーヴ油がなぜ動脈硬化を抑えるのか、研究が行われました。

その結果、オリーヴ油に多く含まれるオレイン酸に次のような効果があることが明らかになったのです。

  • 動脈硬化を促進させる悪玉のLDLコレステロール値を低下させる
  • 動脈硬化を抑える善玉のHDLコレステロール値は低下させない

植物油に多く含まれるリノール酸にも、悪玉コレステロールを下げる効果はありますが、同時に善玉コレステロールを減らしてしまうというデメリットもあります。

しかし、オレイン酸は悪玉コレステロールだけを下げるという、すぐれた特徴を持っているのです。

オリーヴ油で注目したいのはオレイン酸だけではりません。

ビタミンEも、大変重要な役割を持っています。

ビタミンEは、抗酸化作用があります。

油が酸化されると過酸化脂質が増え、さまざまな悪影響を引き起こすことが分かっています。

例えば、動脈硬化も過酸化脂質によって促進されるという事実が確認されています。

オリーヴ油にはビタミンEが豊富に含まれています。

しかし、これだけではほかの油と大して差はありません。

オリーブオイルの特徴は不飽和脂肪酸です。

不飽和脂肪酸はとても酸化しやすいのですが、オリーブオイルにはそれが少ないのです。

ほかの植物油は、抗酸化作用もつビタミンEを多く含む一方で、参加しやすい不飽和脂肪酸も多く含んでいます。

結局、両者の効果が相殺されてビタミンEの酸化防止の働きもあまりなくなってしまうということです。

その点、オリーブオイルは、一価不飽和脂肪酸であるオレイン酸が不飽和脂肪酸に比べて酸化しにくいため、ビタミンEの働きが十分に発揮されるということです

したがってオリーヴ油は

動脈硬化の原因の一つである過酸化脂質ができるのを抑える

ということが言えるのです。

つまり、オリーブオイルはコレステロールと過酸化脂質の点で、ダブルで動脈硬化を防ぐ植物油と言えるのです。

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